エゾトリカブト

山地の林内に生える多年草で高さ70~120cm、美しい紫色の花をつける。雅楽を演奏する楽人がつける冠に似ているのでこの名が付けられた。俗に「ブシ」といわれ全草が有毒、特に芽出しの頃の根は猛毒で、昔は熊や鹿を獲るのに使われた。毒(付子)と薬(鳥頭)は表裏といわれるが薬草としても使われている。

見られる場所

  • 太陽の里・ふれあいの森
  • 鳥沼公園

時期

7~8月

アイヌとの関係

スルク
主として塊根を狩猟の際の矢毒として使用したほか、薬用としては塊根エキスをリュウマチ、顔面神経痛、その他の神経系等の諸病に塗布しました。