キタコブシ

山地や沢沿いに生える落葉樹で樹高は20mほどになる。葉は長さ10~20cmホドの楕円形で互生する。白色の花はエゾヤマザクラより少し早めに咲くが、豊凶の差が大きくほとんど花をつけない年もある。

見られる場所

  • 朝日が丘公園
  • 鳥沼公園

時期

5月

アイヌとの関係

オプケニ
風邪や伝染病の際に縦鼻や枝をせんじて服用したほか、怪我には樹の削り屑で温湿布として使用しました。樹皮を煎じたものをお茶として日常的に飲まれました。この木の皮をはぐととても良い香りがするのでオマウクシニ(良い香りのする木)と呼ぶが、天然痘などの伝染病が流行するときはその香りに誘われて病魔がやってくるかもしれないので、病魔を避けるために故意にオプケニ(放屁する木)と呼んだといいます。